春と酒

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副業先としてアルバイトとして入社したのがちょうど1年前になる。同じフロアにはいるけど部署は違った。ただ、お互い楽器のプレイヤーであるといううことだけ知っていた、ぐらいで特に話すこともなく数ヶ月。たまたま好きな音楽について話を振られた時に、会話が面倒だったのですぐ終わらせたくてあるアーティストの名前(普通の人があまりしらなさそうな)をあげたことが彼の琴線に触れたらしい。その数ヶ月後にあった会社の飲み会に参加してみた所、私が会社に到着した際に「今日は●●さんと話すためだけにこの飲み会に参加しました」と話しかけられ即警戒。怪訝な顔して「はあ。」と答えた。周りの人にも「重い!」と言われていたので(なんだコイツやべえやつか....)と思い距離を取っていた。最終的には捕まってしまったが、結局中々知ってる人がいないもんで、話が通じることが楽しく嬉しく、アツく音楽談義ができたのであった。

それが始まりだった。お互い同じジャンルが好きなのに全く好みが被っていない感じが逆に面白く、お互いに良い音楽やオススメをよく知らせあうようになった。そこからこのあいだのバレンタインに一緒に外出をすることになった。聞きたいことはあったけど、コーヒー行くだけだし長くても2時間くらいかなーと思ってたけど、話が本当に合うってこういうことかと思うぐらい楽しくて、結局閉店ギリギリの4時間ノンストップ。久しぶりに一緒にいるのが心地よいと思う人だと思った。

彼は正直で嘘がつけないから全てがダダ漏れだ。なんなら次の出勤時が怖いと思うくらいにダダ漏れだ。私は逆にそういうのを知られたくない派だ。一応男女だし、すぐ噂になるだろう。しかし、本当に良い夜だったし、一緒にいて楽だし、落ち着ける安心さを持っているやつだと思った。私自身、これは恋愛に変わりそうだなと思ってはいるものの、自分が正直になれるかがわからない。とても簡単なことなのに、「でも」とか「やっぱり」という言葉で否定したくなる。なんでだろうね、肯定が出来ない。30歳になっても大人になりきれない。子供の方がよっぽど大人だよね。

lineは1日に数回続いているし、週末には私の本業の職場に遊びに来るらしい。外堀から埋められてる感が半端ない。でも逆にガチガチに埋めて逃げられないようにしてくれた方が、肯定するしかないと諦めさせてくれる方が、この恋は上手くいくのかもしれない。けど、重くない?実際、重くない?巧妙にすり抜けていくこの感じ、多分やり手。っていうか常習犯。頭はいいけどやりすぎちゃう。だから彼はあまり続かないんだろう。そんなことをぐるぐると考えています。